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今日予定のプレオリンピックがキャンセル 雪質の条件が悪いため

お知らせ

2009年2月16日

今日予定のプレオリンピックがキャンセル 雪質の条件が悪いため

BMZサポート選手・竹内智香からのレポートを掲載します。(2月15日、カナダ・サイプレスマウインテン)

「皆様へ
お世話になっております。竹内です。
今日行われる予定だったプレオリンピックは雪質の条件が悪くキャンセルとなりました。
PGSが行われるコースでは前々日までスキークロス、そしてスノーボードクロスのコースとなっています。そこをレース後に全てコース整備し直してPGSが開催されます。
気温がマイナス1度からプラス6度という山のため、1日ではバーンコンディションがよくなる状況ではありません。
今回はSBXからPGSの開催の空き日数は1日。
レース前日の朝8時からSBXのコースを壊し整備されたコースは砂糖のような、どこまでも延々に掘れるような雪質でした。
韓国の世界選手権もこの雪質に近く、こういった雪質になると運も左右するレースになります。
今季はこういったレースが多く、度々選手同士が話をし、いつかFISに正式に意見を伝えようという事になっていました。
それが今回のプレオリンピックという形になりました。昨日の公開練習ではコーチ、選手、FIS役員が話し合いをし、夕方のミーティングで最終的にキャンセルが決まりました。
そして今後はSBXとPGSのレース開催日程について良く考えるということ、オリンピックは何か最善を尽くし良い条件にすると前向きな考えのミーティングでした。
無理矢理レースを開催することも可能でしたが、ここで開催してしまうと来年のプレオリンピックはまた同じ条件で開催される恐れがあります。
私たちにとってプレオリンッピックがキャンセルになったことはとても残念です。
しかし、レーススケジュール、コース整備等、もう一度しっかりと考え直してもらいたいという思いがとても強くあります。今回がそれらのきっかけになるレースだったと思うとキャンセルも仕方ないことだと私は思っています。
レースを開催してくださることにはとても感謝していますが、全選手がフェアに戦えるレースが増えることを願っています。
またより良い条件でのレース開催は転倒が少なくさらにスノーボードの楽しさや魅力を伝えることができると思っています。
ここ最近、テレビで放送されるレースはコースコンディションが悪く、ワールドカップ選手とはいえど、初心者のような滑りに見えてしまいます。競技人口が減っているスポーツだからこそ、よりテレビなどを通して、スノーボードの楽しさを伝えて行く為にも、今後よいレースが 開催されることを願っています。
次はカナダ、ケベックでのワールドカップです。引き続き良いレースができるように、しっかりと調整していきたいと思います。今後も応援宜しくお願い致します。
竹内智香」

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