お知らせ
このたび、株式会社BMZは群馬大学と信州大学とで、立方骨と母趾内転筋横頭にアーチを形成したインソールを試作し、その効果を前向きコホート研究により検討しました。
また、その研究成果をまとめた論文がABE誌に掲載されました。
【研究チーム】
群馬大学 数理・データサイエンス研究センター:中村賢治、浅尾高行
信州大学:臼田悠、西村直之
株式会社BMZ:髙橋毅、山中保、髙橋大悟
【概要】
新型コロナウイルス感染症のパンデミックは人々の運動能力や歩行能力に影響を与えています。運動習慣の減少は筋肉量の減少につながり、社会活動を妨げる可能性があります。運動習慣の低下は、フレイルつながる可能性があるため、高齢者にとって特に問題となります。
この論文では、立方骨と内転筋にアーチを形成することで、足指の動きが活性化されることを報告します。足の骨格筋量の左右差を補正するために、アーチを靴のインソールに組み込むことができるかどうかを調べました。
立方骨と母趾内転筋横頭にアーチを形成したインソールを試作し、その効果を前向きコホート研究により検討しました。歩行中の足底圧は 10 人の被験者で記録され、40 人の被験者で 3か月間の介入研究が行われました。その結果、試作品のインソールを履く前から履いた後にかけて、足指の圧力が増加することがわかりました。また、試作インソールを装着したグループでは下肢骨格筋量が増加し、ウィルコクソンの符号順位検定で対照グループと比較して有意差が認められました。この研究の結果は、試作品のインソールが足指の動きを促進し、脚の骨格筋量を増加させることを示しています。
【今後の展望】
ひとつの見方として、生活習慣の過剰な統一はストレスを誘発する可能性があり統一できないという見方もあります。今後は、たとえ生活習慣に変化がなかったとしても、日々の生活ログと併せて、より環境的に均一なデータを取得する必要があると考えています。
今後も、様々な実験環境や個人差を含めた追加実験を行ってまいります。
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