コラム40：足の初心者病！？～シンスプリント～

2021年10月22日

こんにちは、BMZの堀内です。
みなさんは「シンスプリント」をご存知でしょうか？
陸上やサッカー、バスケットボール選手には浸透している疾患名ですが、それ以外のスポーツや大人になってから趣味でジョギングを始めた人は聞き馴染みがないかと思います。
今回は初心者病とも呼ばれるシンスプリントについてご紹介いたします。シンスプリントは幅広い解釈がありますので、ここでは骨膜の炎症にフォーカスにして解説していきます。

■シンスプリント（脛骨過労性骨膜炎）とは？

運動中や運動後にすねの内側中央から下1/3にズキズキとした痛みが生じます。これは反復するランニングやジャンプにより下腿の内側の骨に刺激が加わることと、足首や足の親指で地面を蹴る筋肉が、下腿骨の骨膜を引っ張り炎症が起こるためだと考えられています。病院によっては疲労骨折と診断されることもあります。

引用：http://www.dodo2.net/orth/sprts/No9.htm

■シンスプリントを起こしやすい人の特徴

↓↓　第21回　靴からわかるトラブル注意報！
https://bmz.jp/news/column21.html

引用：https://www.zamst.jp/tetsujin/thigh_calf_shin/shinsplint/

■すねが痛くなり始めた時の対処方法

痛みが強いまま放置をすると膝の内側が痛くなる鵞足炎（がそくえん）、膝の外側が痛くなるランナー膝（腸脛靭帯炎）を併発して重症化することがあります。
痛くなったらまずは運動量を減らし、運動後のアイシングを心がけてやっていきましょう。

１、スポーツ環境を変える

硬い路面、地面は足にかかる負荷が強くなりやすいです。

２、クッション性のある立方骨インソールをいれる

土踏まずで足裏のアーチを支えるタイプは足を固定しやすくなります。
立方骨で足裏のアーチを支えるタイプは足裏全体が動きやすく、足本来の力で衝撃を吸収します。その中でもクッション性のあるものを選んで使用しましょう。

３、扁平足の人は扁平足対策を実践する

足裏のアーチは地面から受ける衝撃をいち早く吸収する大事な足の機能です。土踏まずが低い扁平足の方は衝撃を受けやすくなりますので、第3回コラムを見て、扁平足対策を実践してください。

↓↓ 第3回　足裏の疲れを放置していませんか？～扁平足～
https://bmz.jp/news/henpeisoku.html

４、ふくらはぎのストレッチ・マッサージ

走るときにふくらはぎの筋肉が硬いと、骨に負荷がかかり痛みの原因にもなっていきます。運動後や日頃からふくらはぎを伸ばすストレッチやマッサージをしましょう。

スポーツ環境や足のトラブル対策は予防にも繋がってきますので、足に悩む前に心がけてやることをオススメいたします！
シンスプリントは原因を見極めて取り除くことが大切になりますので、ふくらはぎ周りがいつもの筋肉痛とは違うなと感じた方は、なるべく早めに整形外科に行って見てもらいましょう。

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