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イタリア(Carezza)で行われたワールドカップ結果について、竹内選手ご本人による速報をお届けします。

皆様へ

いつもお世話になっております。
12月13日14日にcarezza(ITA)で行われたワールドカップのご報告です。

12月13日PGS（パラレル大回転）

昨年からここが開幕戦となり、他選手は北米選手権やヨーロッパカップに出場していましたが私がこのレースが今季初戦となりました。
初戦は自分のポジションが明確にわからないことから、様々な緊張材料を生み出します。
今回のレースも調子の良い状態で迎えたこと、そして何よりも自信をもって挑みましたが、久々にとても緊張するレースとなりました。

予選を9位で通過し順調に勝ち上がることができましたが、決勝で敗退し準優勝という結果になりました。

通常のレースは決勝で各対戦相手と赤と黒の両方のコースを滑ることができ、その合計タイムで勝敗が決まります。

しかし、今回のレースはシングルフォーマットといい、
予選上位の選手が滑るコースを選択する権利があり、1本滑走で決着するというルールでした。

私は予選順位が9位だったため、コース選択をすることができず、2回戦以外は常に不利な赤コースを滑ることになりました。
この時に、シングルフォーマットのレースでは予選順位がとても大切であるということを改めて感じることになりました。

その反省点を踏まえて12月14日のPSLパラレル回転に挑みました。
予選順位を上位で通過したいという強い思いがありましたが、スタートからタイミングが合ずに致命的なミスを何度も繰り返してしまい、21位という結果で終わりました。
GSからSLへの乗換をスムーズにできなかったことに反省点があるのと同時に、やや苦手であった雪質にも苦戦してしまいました。

しかし、初戦を表彰台で迎えることができたことは、
これから始まるオリンピックイヤーに向けてとても良いステップになるレースでした。

次のレースは1月10日です。
引き続き、良いレースができるようにしっかりと調整したいと思います。

今後も応援よろしくお願い致します。

竹内智香

レースの動画はこちらから見ることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=WRtTfPPWz4A&feature=youtu.be