スポーツ選手に多い足底筋膜炎ですが、実は社会人にも多いということをご存知でしょうか。
足底筋膜炎とは
足底筋膜は足のアーチを支えるとても重要な筋膜です。過度な負荷により足底筋膜の踵骨起始部や土踏まず部分に小さな損傷を繰り返し、痛みが生じていきます。起床時の歩き始めの第1歩に、踵に痛みが生じることも特徴的です。
原因
スポーツによる負荷
ランニングやジャンプ動作など、繰り返し負荷がかかることにより発症しやすくなります。そのため、マラソンやサッカーなどの走るスポーツ、バスケットボールやバレーボールなどジャンプ動作が多いスポーツによく見られます。
立ち仕事、歩き仕事、日常生活において
常に体重を支え続ける姿勢の為、足裏には負担がかかってしまいます。
かかと重心
筋力低下や浮き指により重心位置が後方になると、かかと重心になります。そのため、かかとに常に負担がかかり足底筋膜炎になることがあります。
足のトラブル
足のトラブルがあると足本来の動きが出来なくなります。その中でも扁平足は足のアーチが低下しているため、衝撃が足底筋膜にかかりやすく、足底筋膜炎になりやすいです。
靴と足が不適合
つま先が狭いなど、足の形に合わない靴を使用すると足が圧迫され、指先が動きにくくなります。これにより足本来の衝撃吸収能力が発揮されず、負担が増大し、足底筋膜炎になることがあります。
対応策
薬物療法や体外衝撃波治療がありますが、ここではご自宅で出来る方法をご紹介いたします!こちらを実践すると足のアーチが支えられて、衝撃吸収をしやすくしてくれます。
①5本指ソックスを履く
②つま先の広い靴を履く
③足指のトレーニングをする
・タオルギャザリング
・裸足で階段の上り下り
④足のマッサージ、ストレッチをする
足裏やふくらはぎを揉んだり、アキレス腱のストレッチをしましょう。アキレス腱が固いと足首の関節可動域が小さくなり、かかと重心になりやすいので、どちらも実践しましょう。
⑤立方骨を支えるインソールを使用する
足の骨格バランスが整えられ、足指が自由に動きやすくなり、足本来の衝撃吸収能力をサポートしてくれます。
足底筋膜炎はスポーツ障害の代表格でもありますが、日常的においても子供から大人まで起きる可能性のある足のトラブルです。足のケアやインソールを使用して予防していきましょう。